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車盗難のハッキングツール通称「ゲームボーイ」の対策について
2024.04.22
■新たな窃盗手口、通称「ゲームボーイ」について
新たな手口による車両盗難事件が話題になっています。車の整備などに使われるツールを悪用した手口で、海外では2021年ごろから報告があり、特に海外でも人気のある5年以内のアルファード・ランクル・レクサスなどが狙われる傾向があるようです。こういった専用機材を使ったプロの窃盗犯に対して、車メーカーの純正セキュリティでの対策はほぼ不可能です。
■FNNプライムオンライン(YouTube)
車窃盗に新手口「ゲームボーイ」価格は490万円…その場で鍵が作られる“最怖ツール”警察も情報収集【2024年4月16日】
幸い、このハッキングツールは高価で、今のところ組織的な窃盗団だけが使用しているとおもわれるため、今後急激に数が増えるとは考えにくいですが、高級車に対する需要(海外)と盗んだ車の利益を考えると楽観はできません。
■対策について
車の所有者が防犯の意識を持つこと
他人事とは考えず、「自分の車が盗まれるかもしれない」という意識で対応をすることが大事です。
対策① セキュリティ対策されたガレージに駐車する
防犯カメラだけでは抑止力にはなりません(入念な下見・短時間での犯行)。人感センサーで音・光を出す、鍵付きガレージなど車に近づきにくい、直接アプローチできないようにする事も有効です。
対策② ハンドルロック・タイヤロックをする
窃盗犯が盗む際に手間取る事を認識させることが重要です。
タイヤロックは一目見ただけでわかるような派手なものが防犯としては効果的です。簡単には切断されない素材をしている事。ハンドルロックはクラクションと連動(動かすとクラクションが鳴る)したものを選びましょう。いずれも面倒で使用しなくなっては元も子もないので、使い勝手も重要です。
対策③国産のセキュリティーシステムを入れる
ハッキングツールは海外製といわれています。今のところ純正以外の国産セキュリティシステムについては対策されていないといわれています。
その他の対策
・「AirTag」などGPS機能を使ったデバイスで盗難された車の場所を特定する。
・複数のセキュリティ対策をする(盗むのに時間をかけさせる)