侵入窃盗の手口
防犯の基礎知識
侵入窃盗の手口別発生状況
平成29年度の認知できている侵入窃盗の発生件数は73,122件で、このうち空き巣の占める割合は35.0%となっています。
- 空き巣
家人が不在の住宅に侵入、金品を盗むこと - 出店荒し
閉店中の店舗に侵入、金品を盗むこと - 事務所荒し
会社等の事務所に侵入、金品を盗むこと - 忍込み
家人の就寝時に住宅に侵入、金品を盗むこと - 金庫破り
事務所等に侵入し、金庫から金品を盗むこと - 居空き
家人在宅中に隙をみて侵入、金品を盗むこと
侵入窃盗の場所別発生状況
侵入窃盗の場所別では、住宅が57.3%を占めています。内訳は、一戸建て住宅41.0%、集合住宅16.3%となっています。
※「集合住宅」~「一戸建て住宅」以外の住宅で、主にマンションやアパート等をいいます。
防犯の基礎知識
窃盗犯は入りやすい条件としてどこを見るのでしょうか。まず一番に挙げられるのは、
- 条件1・・ドアの主錠は不正解錠しやすく、補助錠が付いていない
- 条件2・・窓は割りやすいガラスで、サッシに補助錠が付いていない
不正解錠とは、所有者以外が鍵以外のもので錠を開けることです。
例えば、ピッキングやバールによるドアのこじ開け等がこれにあたります。
これらはすべての建物に共通です。
そのほかの条件として
- 条件3・・防犯カメラやセンサーライトなどの防犯システムが付いていない
- 条件4・・ベランダや2階の窓などへの足場がある
- 条件5・・近所に人気がなく、塀や庭木など通行人からの死角がある
などが、挙げられます。
つづいて、戸建住宅・集合住宅別にポイントをご紹介します。