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引越しをしたら…なぜ鍵交換が必要か?

以前住んでいた合鍵で…住居侵入の町職員起訴【愛媛朝日テレビ 2024/3/6】

 先月、女性の家に無断で侵入したとして愛媛県久万高原町の職員の男が逮捕された事件で、男は合鍵を使って侵入したことが新たにわかり、松山地検は6日、住居侵入の罪で男を起訴しました。

 住居侵入の罪で起訴されたのは町教育委員会の生涯学習班で主任を務める43歳の男性被告です。 起訴状などによりますと、被告の男は2月14日の午後3時20分ごろ、町内に住む30代の女性の私生活を覗こうと、合鍵を使って女性の家の玄関を開け、無断で侵入したとされています。

捜査関係者によりますと、男と被害女性に面識はなく、男は女性が住み始める以前にこの家に住んでいたことがあり、何らかの理由で合鍵を所持していたとみられています。

追記:合鍵で女性の家に無断侵入の罪に問われる 久万高原町職員を懲戒免職処分【愛媛朝日テレビ】2024/3/19

 

引越しの時は必ず鍵交換をしましょう!

鍵交換をしなかった場合、以下のリスクがあります。

前の住人がスペアキーを持っている可能性がある。

空き部屋だった時の不動産屋さんの内覧等で第三者に合鍵作製をされている可能性がある

 引越しのコストを少しでも安くしたい気持ちはわかりますが、鍵交換で節約するのはご法度です。家族の安心・安全の為、自分の財産・身を守るために必ず鍵の交換をしましょう。

  

防犯性の高い鍵に交換する

 防犯性の高い鍵として普及しているのがディンプルキーと呼ばれる鍵の表面にくぼみがある鍵です。複雑で ピッキングされにくい構造になっています。

 また、補助錠を追加し、1つの扉に2つのカギを付けることを「ワンドアツーロック」と言い、空き巣などの不正解錠に時間をかけさせ、防犯性を高くする方法もあります。

※賃貸で鍵を交換する際には、必ず管理会社や大家さんに相談しておきましょう。

 

鍵交換と一緒に合鍵を作製しましょう

 普段はスペアキーを使用し、純正キーは大切に保管しておきましょう。純正キーの消耗を防ぎ、純正キーに刻印されている「キーナンバー」を盗み見され、第三者による不正な合鍵作製も未然に防ぐことが出来ます。

※鍵の所有者以外にスペアキーが作られないように「セキュリティカード」と呼ばれるカードが付いてくる防犯性の高い鍵もあります。
合鍵作製時に身分証ではなくカードの提示をお願いすることがございます。

■合鍵作製の注意点

  • しっかりリスク管理をしましょう。 信頼している友人でも一旦関係がこじれると大きな事故になりかねません。もし紛失等、居住者以外がカギを持っている可能性があるなら、鍵交換をした方が安心です。
  • 合鍵作製は近所の鍵屋さんで作製してもらいましょう。
    どこから個人情報が漏れるかわからないこのご時世、便利だからとインターネットで合鍵作製を利用することはなるべく避けて、個人情報と鍵の情報を開示するリスクを減らしましょう。

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※2024/3/7 加筆修正いたしました。