一般社団法人 カギの110番・カギの救急車

お役立ち情報

スマートロックの電池切れにご注意下さい

便利な「スマートロック」の落とし穴

 賃貸物件でも気軽に後付けできるスマートロック。物理キーを使用しないため鍵の紛失や盗難防止につながり、セキュリティも強化できると人気です。

 その一方で、ドアを解錠できず部屋に入れない、いわゆる「締め出し」によるトラブルも発生しています。なぜ、スマートロックで締め出しが起きるのでしょうか?

 

冬場に急増するトラブル、電池切れ

 スマートロックには、既存の鍵(サムターン)の部分にスマートロックをかぶせてサムターンを動かすものと、スマートロック自体が施解錠できる機構を持っているものの主に2つのタイプがあります。どちらも基本的には電池式の為、電池が切れてしまうと正常に作動しなくなるトラブルがあります。特に冬場は電池の消耗が激しいため、いつの間にか残量がなくなっていたなどのトラブルになることがありますのでご注意下さい。

※電池式ではない、いわゆる「電気錠」タイプもございます。

残量表示を過信せず、定期的に電池交換する

 電池切れのトラブル防止に残量表示、警告機能が付いたものもあります。しかしながら、スマートフォンの機種変更・OS、アプリのバージョンアップなどで不具合が生じることもありますので、アプリの表示を過信しすぎず、定期的な電池交換をおススメいたします。

 

電池の消耗が異常なときはリセットしてみる

 最新技術を使っているため、予期せぬトラブルも多々あります。通信障害やサーバーダウン、スマートフォンの再起動が必要だったり、開錠するまで玄関の前で立ち往生なんて話もまだまだ耳にします。そのうちの一つに「電池の異常な消耗」があります。スマートロックの内部プログラムの異常や、取り付けの不具合が指摘されています。1週間~1か月で電池が切れてしまうような症状がでる時は一度スマートロック本体のリセットをしてみましょう。

 

電池は指定されたものを使用する

 スマートロックにはアルカリ電池を使用することが推奨されています。充電式の電池(ニッケル水素)を使用している方もいらっしゃると思いますが、充電式電池の場合、なだらかに電圧が落ちるので残量がまだあるのにパワーが足りず、突然カギが開けられなくなることがあります。また通販などで購入したノーブランドの電池も予想以上に長持ちせず、いつの間にか電池が切れていたという事もあります。スマートロックにはアルカリ電池「パナソニック社・エボルタNEO乾電池」を使用することをおススメいたします。

  

賃貸物件 スマートロック電池切れ作業費負担トラブル

 スマートロックの電池が突然切れて家に入れなくなり、緊急で業者を呼んで開錠してもらった際の「高額な作業費」をめぐるトラブルが増えています。この費用は、一体誰が負担すべきなのでしょうか。

原則は「入居者負担」

 スマートロックの電池は、多くの場合「消耗品」と扱われます。そのため、賃貸借契約書で入居期間中の交換は入居者負担と定められているのが一般的です。この場合、電池切れが原因で発生した開錠作業費も、入居者が負担することになります。

交渉のポイント

 スマートロックは住まいの安全に直結する重要な設備です。大家(貸主)には「安全配慮義務」があります。この点を根拠に、管理会社や大家さんに交換費用の負担を相談することは有効な手段です。特に入居してすぐなら管理側の責任とされる余地があるでしょう。

推奨されるアクション

まず賃貸借契約書(「設備」「消耗品」の項目)を確認する。その上で、管理会社や大家さんに相談してみましょう。

  

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