一般社団法人 カギの110番・カギの救急車

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鍵の専門家が解説 シャッターが開かない、鍵を失くしてしまったときの対処法

 店舗やガレージ、倉庫などで日々利用するシャッター。その鍵をなくしてしまったり、突然鍵が開かなくなったりするトラブルは、事業運営や日常生活に大きな支障をきたしかねません。このような予期せぬ事態に直面した際には、まず冷静に状況を確認し、適切な対応をとることが重要です。

 万が一、シャッターの鍵が見つからない、または鍵が故障して開かないといった場合には、無理にこじ開けようとせず、専門知識を持った業者に相談するなど、安全かつ確実な対処法を選択する必要があります。また、このようなシャッタートラブルを未然に防ぐための日頃からの対策も非常に大切です。

 この記事では、シャッターの鍵を紛失したり、開かなくなったりするトラブルに見舞われた際の具体的な対処法、かかる費用の相場、そして再発を防ぐための効果的な予防策について、鍵の専門家である「カギの救急車」が詳しく解説します

1. シャッターの鍵をなくしてしまった!まず取るべき行動とは?

  • 冷静に状況を確認する
    • 最後に鍵を使用した場所や時間を思い出す
    • 周囲を落ち着いて探す(ポケット、カバンの中、車内、事務所内など)
  • 関係各所への報告と相談(状況に応じて)
    • 賃貸物件の場合: 大家さんや管理会社に連絡し、指示を仰ぐ
    • 会社・店舗の場合: 上司や責任者に報告する
    • 警察への遺失物届の提出: 紛失した鍵が悪用されるリスクを考慮
  • スペアキーの有無を確認する
    • 普段保管している場所を確認
    • 家族や従業員が持っていないか確認

2. シャッターの鍵が見つからない場合の対処法

  • マスターキーや管理会社の手配(可能な場合)
    • 物件によっては管理会社がマスターキーを保有している場合がある
  • 鍵屋・シャッター専門業者に鍵開けを依頼する
    • メリット: 専門知識と技術で安全かつ迅速に対応、シャッター本体を傷つけにくい
    • 注意点: 業者選びは慎重に(料金体系、実績、対応エリアなど)
    • 24時間対応の業者も存在
  • 鍵交換を検討する
    • 紛失した鍵が悪用されるリスクを完全に排除するため
    • 防犯性の高い鍵への交換も同時に検討可能

3. シャッターの鍵紛失・鍵開けにかかる費用相場

  • 費用の内訳例:
    • 出張費
    • 作業費(鍵開け、鍵作成、鍵交換など)
    • 部品代(新しい鍵やシリンダーなど)
    • 時間帯による割増料金が発生します(深夜・早朝など)
  • シャッターの種類や鍵のタイプによる料金の違い
    • 手動シャッター、電動シャッター
    • シリンダー錠、ディンプルキー、特殊な鍵など
  • 費用の目安(あくまで一般的な例
    • 鍵開け:8,000円~
    • 合鍵作成: 600円~
    • 鍵交換: 10,000円~(部品代別途)
    • 料金は状況・場所・時間等により変動いたします。必ず事前に見積もりを取り、料金を確認してください。

4. シャッターの鍵が開かない!考えられる原因と自分でできる確認事項

  • 鍵穴の異物や汚れ
    • ホコリ、ゴミ、砂などが詰まっている
    • 鍵穴専用の潤滑剤(速乾性のもの)を少量試す(油性のものは避ける)
  • 鍵の変形・摩耗
    • 鍵が曲がっている、すり減っている
    • スペアキーで試してみる
  • 鍵穴(シリンダー)の故障・経年劣化
    • 内部部品の破損や摩耗
    • 無理に回すと悪化する可能性があります
  • シャッター本体の不具合
    • シャッターレールやスラットの歪み、変形
    • 電動シャッターの場合、モーターや制御盤の故障も考えられます
  • 凍結(寒冷地の場合)
    • 鍵穴やシャッター内部が凍り付いている
  • 自分で無理に解決しようとせず、悪化させる前に専門業者に相談を

5. シャッターの鍵トラブルを未然に防ぐ!効果的な予防策

  • 鍵の保管場所を決めておく
    • 紛失防止のため、定位置管理を徹底する
    • キーケースやキーホルダーを活用する
  • スペアキーを作成し、安全な場所に保管する
    • 複数人で使用する場合は、管理方法を明確にする
  • 定期的なメンテナンス
    • 鍵穴の清掃(エアダスターなどでホコリを吹き飛ばす)
    • 鍵穴専用潤滑剤の適度な使用
    • シャッター本体の点検(専門業者に依頼も検討)
  • 鍵の丁寧な取り扱い
    • 無理な力で回さない、乱暴に扱わない
    • 鍵に過度な負荷がかかるようなキーホルダーは避ける
  • 防犯性の高い鍵への交換を検討する
    • ピッキングに強い鍵、ディンプルキーなど
    • 補助錠の設置も有効
  • 電動シャッターの場合、定期点検を怠らない

6. 鍵はあるのに回らない!「カムずれ・シャッター病」とは

具体的な症状:

  • 鍵が奥まで挿さらない。
  • 鍵は奥までスムーズに挿さるが異常に固い、またはスカスカした感触がある。
  • 特定の鍵だけでなく、スペアキーでも同様に回らない

なぜ回らない?シャッター錠「カムずれ・シャッター病」の主な原因

  • 鍵穴(シリンダー)内部の部品の摩耗・変形・破損
  • 鍵自体の摩耗・変形・精度の低い合鍵
  • シャッター錠ケース(錠前本体)の故障
  • シャッター本体の歪みや建付けの問題

鍵が回らない時の応急処置と注意点

  • 鍵穴(シリンダー)の清掃、潤滑剤(鍵穴専用)を使ってみる
  • 鍵をゆすりながら回してみる(力の入れすぎ注意)
  • 無理な操作は絶対NG!カギが折れたり、鍵だけでなくシャッター自体が壊れることも。

7. 信頼できるシャッター錠修理業者の選び方

  • 実績と経験が豊富か
    • シャッターの鍵に関する施工事例を確認
    • 創業年数や口コミも参考にする 

   カギの救急車工事事例はこちら

  • 料金体系が明確か
    • 作業前に必ず見積もりを提示してくれるか
    • 追加料金が発生するケースについて説明があるか
  • 対応エリアと到着時間
    • 自分の地域に対応しているか
    • 緊急時にどれくらいで駆けつけてくれるか
  • 技術力と専門知識
    • シャッターの種類や鍵の構造に精通しているか
    • 破壊開錠だけでなく、非破壊開錠の技術も持っているか
  • アフターフォローや保証の有無を確認する

 

シャッターの鍵の紛失や故障は、迅速かつ適切な対応が求められるトラブルです。まずは慌てずに状況を確認し、自分でできる範囲の対処を行いましょう。それでも解決しない場合や、より安全・確実な対応を求める場合は、信頼できる鍵屋・シャッター専門業者に相談することが賢明です。

日頃からの予防策をしっかりと行うことで、シャッターの鍵トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。この記事で紹介した情報が、皆様のシャッターに関するお悩みを解決する一助となれば幸いです。

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